2025-04-18
映画『NOT BEER』公開決定記念イベント|玉城裕規、相馬理、中川寛崇監督が登壇!【オフィシャルレポート】
映画『NOT BEER』(配給:Go×En)が、5月30日(金)~6月12日(木)、シネマート新宿にて2週間限定上映いたします。
本作は2013年に劇団オレガユナイテッドによって上演された「Not beer but low-molt beer」の映画化です。
主演・人のいい詐欺師 鮫島優を演じるのは2010年にJapan Anime Liveにて演じた「NARUTO -ナルト-」のサスケ役で話題となり、舞台「刀剣乱舞」の小鳥丸役や舞台「弱虫ペダル」初代・東堂尽八役、2023年1月には「罠の戦争」(関西テレビ・フジテレビ)に出演するなど多くの舞台やテレビドラマに出演している玉城裕規。鮫島をアニキとして慕い発言の軽いチャラ詐欺師・押切淳平役はFOD/CX連続ドラマ「スイートリベンジ」、「美しい彼」(MBS/TBS)など話題作に出演し、スーパー戦隊シリーズ「爆上戦隊ブンブンジャー」振騎玄蕃/ブンオレンジ役の相馬理。ハルエの孫と名乗る二階堂早妃役に『夜のまにまに』、『くすぶりの狂騒曲』に出演している永瀬未留。遺言書を持ってくる弁護士・辻和成役に「JOINT」「沈黙の艦隊」「金子差入店」に出演している伊藤慶徳。そしてキーとなる瀧ハルエは宮城県登米市が制作したPR動画「登米無双2」でおばあちゃん無双として話題になった金子早苗が演じます。
この度、4月18日(金)に公開決定記念イベントを実施いたしました。当日は主演・人のいい詐欺師 鮫島優役の玉城裕規、鮫島をアニキとして慕い発言の軽いチャラ詐欺師・押切淳平役の相馬理、さらに本作が初の商業映画デビューとなる中川寛崇監督が登壇。
公開決定の喜び、演技合戦となった撮影時のエピソードなどをたっぷり語っていただく予定です!さらに、詐欺師役を演じた、玉城裕規、相馬理には【本物じゃない・ニセモノを演じる】という役柄にかけて、もし俳優でなければ、何者になっていたのか?を初告白!俳優歴18年の、主演の玉城裕規から、一体、どんな回答が飛び出すのか?
オフィシャルレポートをご紹介!

5月30日(金)からの公開を前に中川監督の母校・城西国際大学で実施された公開決定記念イベントに主演の詐欺師・鮫島優役の玉城裕規、鮫島をアニキと慕う詐欺師・押切役の相馬理、そして中川寛崇監督が登壇いたしました。
まず、出演が決まった時の気持ちや初めて読んだ時の感想を聞かれると玉城は「率直な感想はセリフの量やば!と思いました(笑)最初の台本より(本番)は少し短くなりましたが、セリフを覚えながら台本を読んでいきました。でも、楽しかったですね」と答えると、MCを務めたプロデューサーの谷口から台本を渡してから撮影に入るまでの時間が短かったことが明かされました。
オーディションで決まったという相馬は「自分が楽しんでやっていたので、(オーディションの時に)受かったなという感覚はなかったです。受かったと聞いたときはびっくりしました!」と当時の心境を明かしました。さらに相馬は「台本を見た時にセリフの量が莫大だったのでどうしようというところから始まりました」と台本について心配したことを明かしました。

玉城、相馬のほか孫と名乗る早妃役の永瀬未留、弁護士・辻役の伊藤慶徳との4人でのワンシチュエーションが多い本作では長回しも多かったことが明かされ、玉城は「顔合わせの時に(監督から)長回しでいくんでと聞いていたので、よし!しっかり覚えようと思いました」と話すと、中川監督は「撮影期間が短かったので、長回しが好きとかではないんです(笑)」としかたなく長回しになった事実が明かされるとキャスト陣からは驚きの声が上がり、相馬は「長回しでいくという矢を刺したことによって、しっかりやるぞという(笑)」とコメントし、玉城は「長回しでセリフかんだ時のダメージでかいよね」と良い緊張感を出すことができたと話しました。
演じる上で意識していたことについて質問されると玉城は「メインの5人の役の中では、自分はそこまで背負うものがなく、ふっきる事に思いを馳せていたのかなと思います。抑えずに演じるというところを意識しました」と話し、自身が演じている詐欺師の鮫島と似ているところについては「やっぱり完ぺきではない。めちゃめちゃ本気で考えてもどこかしら抜けています(笑)」とコメントしました。また、鮫島をアニキとして慕っている押切を演じている相馬は「(自身も)ひたすらついていこうと思いました。アニキ大好きみたいな気持ちでやっていました」と話し、似ているところについては「天然なところは似ている部分があるのかなと思います」とコメントしました。

2013年に劇団オレガユナイテッドによって上演された「Not beer but low-molt beer」を映画化した本作を製作するにあたり、長編映画が本作が初だったという中川監督は「過去に原案になった芝居を観たことがあったので、本作の依頼が来た時点でワクワクと期待で胸が高ぶっていました」と喜びを話し、プロデューサーから連絡が来た時に二つ返事で依頼を受け、「よし、おもしろい作品にするぞという気合が入っていました」と当時の心境を話しました。
撮影時の思い出を聞かれると玉城は「監督やスタッフさんの作品への熱量が充満していたので、その空気を吸っているだけで心地よかったです。これが物作りの楽しさだよなと改めて感じました」と話しました。また相馬は「当初は緊張していましたが、皆さん親しみやすい雰囲気で温かく迎え入れていただいたので、自分も挑戦してみようかなという気持ちになれました。空間自体が空気清浄機みたいな感じです」と笑いを誘った。また、相馬演じる押切がビールを持ってくるというシーンでは、中川監督は「笑いを取ってほしいと無茶ぶりをしたのですが、相馬さんは本番に強くて面白いことをたくさんやってくれたので、見てほしいです」と撮影中にビールの本数が残り少なくなり、失敗できない状況でもオーダーに答えてくれたと中川監督が話すと、共演者の玉城からも「緊張と緩和が観れます」と見どころの一つでもあることが明かされました。

本作、初共演となる玉城、相馬は撮影当時のお互いの印象を聞かれると、玉城は「相馬ちゃんは、笑顔でわかるいい子!弟分が素敵な子でよかったなと一安心しました」と話しました。相馬は玉城が「(役作りのため)髪が長くて、眉毛も無かったので危ない人が来たなと(笑)。実際は気さくに話をしてくださったので、180度印象が変わりました」とコメントし笑いを誘いました。中川監督は「玉城さんは(ほかの作品で)クールでダークなイメージが強く、鮫島の役柄と玉城さんのキャラクターがかけ離れていましたが、会話をしていく中でとても優しい方なんだなという印象があって、現場で一番優しくしてくれました」と話しました。さらに相馬の印象については「常に笑顔で、本番に強いという印象で、ワンカット重ねるごとにどんどん進化していくのが目に見えました。追加でお願いしても、一から十言ったら全部自分のものにして出していく姿に驚きました」と大絶賛すると、相馬は「おいしいご飯が食べられますね(笑)」と照れた様子をみせました。
劇中の鮫島・押切の詐欺師の二人が金の入れ歯を巡り何回もハルエの元に通う劇中シーンにちなみ、このためなら何度でも足繁く通えることを聞かれると、相馬は「カニが大好きなので安いカニ屋さんがあったら通い詰めたいですね(笑)」と熱弁すると玉城から「アレルギーにならないように」とコメントを受け笑顔をみせました。玉城は「ハリウッド映画の2番手の出演。そのためなら、通います!」とコメントをしました。監督は「自分の作品を劇場公開することを夢見ているので、夢の詰まった映画館に通い続けていきたいと思います」と本作の公開への喜びをみせると、二人のコメントを聞いた相馬は「カニが弱いなと思ったので僕もハリウッドの三番手(笑)」と答え、会場の笑いを誘いました。
俳優でなかったら何になりたいか聞かれると、玉城は「しいて言うなら美容師です。母が美容師で、美容室を借りて友達の髪を切ってました」とコメントしました。相馬は「美容師もあって、あとは保育士ですかね」というと玉城から「(子供から)人気がでそう」と声が上がると「ヒーローものに出させていただいたときに、子供と接する機会が多く自分の心も体も浄化されていったので、無邪気でかわいくていいなと思うことが多くなりました」とコメントしました。

最後に一人ずつご挨拶。
中川監督は「日常の中での嘘はネガティブな印象ですが、本作の嘘は少し角度を変えた見方をして描かれているので、この作品を通して嘘が自分の中で変化して見ていただけたらなと思います」と話し、相馬は「(自身にとって)初めての映画で思い出が強く懐かしさもあり、約70分の作品なので気軽に見ていただけると思います」と話し、玉城は「監督と相馬ちゃんが言ったのが全てですけど、ドタバタと喜怒哀楽が詰まっていて、スタッフさんキャストの見てほしいという思いがにじみ出て伝わってくると思います。映画を観た後に、人それぞれの感情で美味しいビールを飲んでいただけたらと思います。ようやく皆さんの目に触れることを幸せに思います」と喜びをみせイベントは終始和やかに終わりました。
イントロダクション
約10年ぶりに小劇場作品を映画化!
Go×Enが届ける嘘が織りなす小さな奇跡の物語
本作は2013 年にオレガユナイテッドによる「Not beer but low-molt beer」を映画化しました。
プロデューサーである川又崇功はこのユニットに所属し、俳優として参加。
舞台作品には面白いものがたくさんある。俳優として舞台に立っていた川又はそこからこの企画を動かし始めました。
脚本は舞台版と同じく佐渡ツムジが映画「NOT BEER」として本作を新たに生み出し、監督には本作が長編監督デビューとなる中川寛崇。
主演には2.5 次元作品で存在感を放ち続け、近年は映像作品の出演もあとがたたない玉城裕規。
数百人ものオーディションの中から相馬理と永瀬未留を抜擢され
さらに、数々の作品に名を連ねる伊藤慶徳の4 人がメインに据えます。
舞台版同様、本作は『瀧ハルエ』の通夜の1 日をメインに描いた“ワンシチュエーション” ものであり、
舞台版とは異なり、登場人物たちのサイドストーリーが描かれ新たな作品になりました。
コメディなのか、サスペンスなのか、はたまたヒューマンドラマなのか?ジャンルを越えた至極の72 分間。
見た後にはきっと人の繋がり、そして家族の大切さが心に沁み入る作品になりました。
ストーリー
人の良い詐欺師の鮫島とその舎弟・押切は、亡き夫の資産で暮らす老婦・ハルエと純金の入れ歯の買い取りを苦戦しながらも取り付ける。が、約束の日に、買取に訪れるとハルエの通夜が行われていた!
ハルエの孫の早妃や弁護士の辻と居合わせることになり、帰るに帰れない状況に…。
そんな中、辻がハルエからの遺言書を預かっていた。
開封すると、「私、瀧ハルエの財産は、通夜の日に最後まで残った方に、相続いたします」というメッセージが残され、偶然相続権を得た4人は一夜の騙し合いを始める…。財産は誰の手に渡るのか?そして遺言に込められたハルエの想いとは…。
作品概要
♦作品名『NOT BEER』
5月30日(金)~6月12日(木)、シネマート新宿にて2週間限定上映
♦製作・配給 Go×En
© Go×En
♦上映尺 72分
♦映倫 G
♦公式X(旧Twitter): @Notbeerbut_M
◆キャスト◆ 玉城裕規、相馬理、永瀬未留、伊藤慶徳、金子早苗
園田あいか 今出舞 田村響華 石塚みづき 宗綱弟 神田川侑希
◆スタッフ◆
監督:中川寛崇 脚本:佐渡ツムジ 企画・プロデューサー:川又崇功
プロデューサー:谷口航季 撮影:米澤郁弥
照明:溝江利文 録音:渡部未佳 ヘアメイク:出町莉里・梶山ひな 衣裳:平山空
編集:田村宗大 スチール:JUMPEI TAINAKA